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割と時間の自由になる仕事についている暇オヤジが趣味でいじくりまわしている、古物(絵葉書など)やパソコンについて備忘録さながらに新たな発見を残していくプログです。

 

2020/12/26  Acer Veriton X4630G マザーボード BIOS更新 Core i7-4790k ピンアサイン

今年最後のメーカー製マザーボードシリーズになります。今年は、このブログを始めてSandy Bridge~Ivy Bridge~Haswell とチャレンジしてきましたが、年明けからは途中になっているDell Optiplex790(Sandy Bridge)を第二世代の最後にしてIvy BridgeとHaswell 限定でやっていこうと思います。それもデジタル出力があるマザーボード限定で、出来ればI/Oパネルもある方が望ましいです。

Sandy Bridgeを避ける理由は、PCIがeではなく、レガシーモデルの「PCI」が多く併用で残っており拡張性に無駄が多いということと、これはIvy Bridgeにも言えることなんだがCPUクロック自体が物足りないというのがある。それをいうならHaswell も同じなんだが、この世代には飛び抜けたクロックのi7-4790kがあるので映像出力は別にしてクロック性能としてはまだまだ充分にいける。SandyとIvy は同じソケットなので、やってしまうこともありえると思うが事前に調べてSandy限定のQ65・Q67・B65チップを使用したマザーボードは避けたいと思っています。この3つはUSB3がサポートされていないという事もあるので、PCLeから拡張カードで作り出すことはできるが費用が掛かり過ぎるという事がある。費用対効果の話で第二世代にそこまでしていいのか??ってことです。逆に言うとそれをすればまだまだ普通に使うことは可能ともいえるんだけど。。。(できれば古いDELL製品も個人的には避けたい=独自的過ぎる)

BIOSバージョン更新

今まで各社の数枚のマザーボードのBIOS更新をしてきたが、これが一番手古摺りました。今まではBIOS更新は終わらせたと報告だけしてきたので、もしかしたら手慣れている人と思われてたかもしれないが、実は全てメーカーサイトで自動でやってきました。Acerは他社と比べてかなり不親切で検索すれば自動で出来そうなことが書いてあるが、実はソフトは全て使い物にならなくて、手動でダウンロードまでしかできなくてファイル展開と実行は上書きの方法で更に自分でやらないといけない。まさにヒヤヒヤものだった。

元のBIOSバージョンはP22-A2(08/22/2014) 

先日i7-4790kを購入してこれにセッティングしたら軽く回って止まったので、メイン機で試してみたら使えたのでbios更新しなければという気になった。(更新しても動作するかどうかはリストが公開されていないのでやってみないと判らない)

今回更新するBIOSバージョンはP22-A3(04/15/2015) 新cpu対応の為というもの。これは期待できそうです♪

まず、Acerのホームページから商品名を入力して更新したいファイルをダウンロードする所までは問題なく進められます。

ここからは試行錯誤で仕事へも出掛けながら3日かかったのですが、マザーボードを壊してしまうより僅かに早く上書き方法を発見しました。

バイオス更新方法1

バイオス更新方法2

バイオス更新方法2

まず、ダウンロードしたファイルを開くと上記のようになっている。この中でWINを開く。すると下のほうにパッチファイルが4つある。これを全て1つづつ左ダブルクリックしていく。1つづつ更新が始まるので1つ目が終わってから2つ目をダブルクリックする方がいいと思う。

アプリケーション拡張ファイルは右クリックでも左クリックでもどうにもならなかったので、何もしなくて良いと思う。システムファイルも同様に放置で。

アプリケーションファイルが3つあるけれど、64bitならftpw64を右クリックして「管理者として実行」。64の付いてないほうは何もしなくてよい。32bitならその逆になると思うが、どちらでも使えるように両方やっておく方が良いのか、64bitから操作するので64の方だけしたら良いのか不明だったので、32の方はやらなかった。

そして最後の「afuwin」というアプリケーションファイルを右クリックして「管理者として実行」をする。これでこのファイルは完了です。DOSというフォルダにもアプリケーションやパッチファイルがあるのだが、ファイルの名前が同じなのでやらなかった。たぶん、WindowsではないOSの場合はdosで更新するのではないかと考えた。私の場合はWindowsからの更新なので、あえて同じ名前のファイルを上書きする必要はないだろうと思ったので触らないでおいた。

再起動。→POST画面になるのでDelキーを押してbiosに入る。LegacyBIOSの画面になるので「Authentication」のタブにある「Secure Boot」を[Disabled]にする。私の場合は最初から[Disabled]になっていましたので確認だけ。F10で終了する。これで更新は完了していました。

更新が完了すると一度直していた「Chassis Opened Warning」が[Enable]になっているので、再度[Disabled]にしておく。そうしないとケースが開いているとの警告を出し続けるので常にF1を押さないとWindowsに入れないことになる。

ケースの開閉検知

試して見たところ最終BIOSに更新した場合だとi7-4790Kが動作出来るようになっていた。更新しても使えない物もあるので貴重なマザーボードである。elitedesk800g1でもi7-4790kは認識できたが、ヒートシンクの代用が効かないので(おそらく初めからこのCPUを使用していた場合は一部銅板のシンクかもしれない)、このマザーボードだとクーラーを自由なものに変えられる。

i7-4790kを認識

このマザーボードの特徴

S-ATAが4つあるのだがどれもSATA3のようだ。これは同時期のマザーボードメーカーの仕様よりも気前が良いと思います。2つくらいがSATA3で残り2~4個はSATA2というパターンをよく見かけた記憶がある。私自身もギガバイトのマザーボードが色違いのS-ATAソケットだったので、差し間違えてSATA2にSSDを差して写真にとってそのままヤフオクに以前メインにしていたIvy Bridgeを出品したりしてしまっています。それじゃあ、SSDに欠陥があるように見えてしまいますよね(笑)全部SATA3だと間違いようがないし、優先順位を考えなくていいので意外と気が付かない便利さがあります。

sata3ポート

USB3.1が1つ、USB2.0が2つと半分、(半分というのは4ピンだけということです。→本来USBはピン4本で1つ作動します。9ピンからなら分派して2つまでが動作が速度的に妥当です。なので4ピンの所に9ピン用ケーブルを差しても1つなら動きます。そこから分派することもできます)。オーディオは通常の9ピン、ビープスピーカーはオンボード上に初めから付いています。

フロントパネルコネクタが、14-1ピンなので変わっているが、他のAcerのピンアサインを参考にしたら簡単に出来てしまった。特別な工夫が必要などの問題は無し。

x4630gフロントパネルコネクタサイン

主電源は12口なので24口→12口のアダプターが必要です。

フロントファン(HDDファンとも呼ばれる)用のピンが4ピンなので分派すればケースファンにも使えるのでありがたい。

4pinFANコネクタ

チップはインテル® B85 Express と公表されているが、CPU-Zで確認した所でも同様の表示が確認できた。メモリは32Gの搭載が可能である。拡張性は最低限というところだが、面倒臭さがEliteDeskより少なそうなので、i7-4790kが使えると判明した今では此方の方がI/Oパネルも取り外し可能で付けてくれてるし良いかなと思ってしまう。

今回は購入したストアがオンボードからのHDDと光学ドライブへの電源ケーブルを付けてくれていた。動作品という事だったので、きちんとテストしてこれが必要だということで付けてくれたのだと思う。実際はこれがなくても電源ユニットからの電流でPOSTエラー無しで動作できたので、問題は無かった。これがあると電源ユニットからのケーブルを延ばさなくて良いので裏配線で無いケースや、ユニット上置きタイプの場合などもケーブルを減らせるので綺麗にまとめられる。あると便利だ。使う使わないは総合しての判断になろう。

マザーボード背面のプラスチックのブラケットについてだけが、元々あるのかどうか判りません。購入の際に質問して裏面に付いているということでヤフオクで落札したのですが、今見てみたら付いていませんでした。この点では、いいかげんな販売者です。購入から1月も経った本日に気が付いたので文句の言いようが無いのです。。。ボヤかせて下さい。規格サイズなので他の物を流用もできるし、ブラケットだけを購入する事もできるのでインテル純正のはめ込みクーラー以外を使用する場合は準備する必要がある。

Veriton X4630G マザーボード

問題点が比較的少ない部類の素直なマザーボードですのでマザーボードだけ購入しての自作組立にも使用できます。メーカーマザーボードの中では、出来の良い部類です。