当サイトは Google Analytics&statcounter社により、不正アクセスによるトラフィックの監視をしています

サイト上部バナー

割と時間の自由になる仕事についている暇オヤジが趣味でいじくりまわしている、古物(絵葉書など)やパソコンについて備忘録さながらに新たな発見を残していくプログです。

特設版:2021/08/07 RTX3060 LHR の見分け方はこちら

 

2021/05/07 RTX3060での制限解除マイニング 注意点

マイニング制限の掛かっているRTX3060ですが、現状8万円程度で入手できてダミーアダプタ使用で50MH/s近く出るというのは他のグラボと比べてやはり魅力です。ゲームや業務でのグラボの使用を考えている人からしたら〇ソグラボとも言われているようですが・・・用途が違えば価値も変わって見えてきますね。

それに値上がり額が安くて元々5万円後半で買えた物が8万円少しなんて、マイニング制限してくれたおかげで未だに2万円弱にとどまっています。値上がり率を見てはいけません。価格を見るんです。ハッシュレートを価格で買うのですから、率は関係ありません。率で見たら35%超えているじゃないかというのは無しでお願いします。それをいうならRTX3060Tiなんかバカらしくて買えないです。すでにRTX3070も馬鹿らしくなってきましたので、5月半ばに新たな制限のグラボが出てRTX3060投げ売りだけでなくRTX3070にも規制が波及して、購入時期を示すレシートを添付できない品物は買い手がつかず全体として値崩れして安く買えるのを期待して待っています。

ですが、購入時期の玉石混合の品を5月後半に購入するのは嫌だったので、RTX3060の5枚を5月1日に購入しました。内訳はギガバイトGV-N3060GAMING OCを3枚とMSIのVENTUS 2Xを2枚購入。平均で83000円でした。今後この価格より1万円以上安く入手できる機会は来るかもしれないですが、規制解除できるバージョンを確実に手に入れておきたかったので〇ソグラボとも呼ばれているグラボを果敢にまとめ買いしました。

ギガバイトは同じシリーズのRTX3070を持っているのですが、2スロット占有な上にサイドにシンクフィンの開口部がありよく冷えるし1080TiやRTX3070では性能も他社より良い面が多いと感じたので購入しました。すべてギガバイトでと思っていましたが、MSI VENTUS 2X はそれより価格が数千円安かったのでつい買ってしまいました。正直大きな失敗でした。目先の価格につられたらダメですね。ワンランク上のGAMING Xと比べたら段違いに良くないです。数千円違いでGAMING Xが出品されていましたのでお金をドブに捨てた感があります。これならギガバイトに統一しておくんだった。。。GAMING Xが安定面で良かった(ただし3スロット占有されるのが私的には難点でしたので)のでMSIも金額に釣られて触手が動いたのですが、冷却面等かなり落ちます。シンクフィンの開口部も前と後ろにしか無いので冷えが悪い。だからファンも回転数が増える。→寿命が縮む。

まな板でテストしている時に上のスロット(2段目)のグラボは下のスロットのグラボの熱を吸い上げて気が付けば81度になっていましたし、寝ている間に一度落ちてもいました。これでは2段目スロットと7段目スロットに差さないと熱に耐えられなくなってしまいます。しかし、この7段目スロットというのが問題で・・・もしかしたら規制解除できないかもしれないんです。

マイニング制限解除できないPCIE×16スロット 1つのマザーボードから2つまで

今回はRTX3060は余り発熱しないので1枚のマザーボードで同じメーカーの同じバージョンを3枚差しでケース内に組み込んでの運用を考えました。(これがギガバイトになります。)ケースはスペースたっぷりのCooler Master Strykerを用意しました(ついでにケースサイドアクリル面に改造も施しました)。マザーボードはASUS Z87-PROで7段目の×16スロットは内部は×8で構成されていますので要件は満たしています。満たしているつもりでしたが、認識はするのですが、ダミーでの解除が効きません。

strykerケース正面 strykerケース側面

ホレボレするようなスタイルのケースなのでオペを施すのには抵抗がありましたので、別途アクリル板を購入してきて、不要ケースから切り離したスチールをファン取り付けの為に取り付け加工しました。周囲は黒色のバスコークを使っています。マスキングテープを使わないでやったので汚くなりました。

ケースに設置したファンは排熱用にしているのですが、設置したファンとケースの後ろ面との間に12cmありましたので縦の拡張スロットに12cm排熱ファンを追加しました。

ファン口取り付け加工 排熱ファン追加

それで7段目スロットにダミーをさしたままで、もうひとつ同じ7段目のDisplayPortに本物ディスプレイを差してみる方法と7段目のダミーを抜いて本物ディスプレイだけを差したままでの状態維持の方法を試してみましたが、再起動をかけてみても駄目でした。

3枚差しハッシュレート

ここで判明したことは、RTX3060は1つのマザーボードから2つまでしか制限解除ができないということでした。この後同じマザーボードがもう一つあるので今後のためにも調べていたのですが、3つ目の×16スロットは×8からの拡張という部分は要件をみたしていましたが、Gen2でした。制限解除の要件であるGen3であることという要件は満たしていなかったので、解除できなくて当然でした。Haswell世代の高級マザーボードによもやGen2が標準で残っているとは思いませんでしたので、盲点でした。よって全て×8以上から作られた×16でGen3なら3本ともrtx3060で制限解除できる可能性も残ります。私は第2~第4世代のマザーボードでやっていますので、全てGen3の×16を探し出すのはまぐれ当たりくらいしか無理そうです。それにもう一つ私が所有するAsusのdeluxe/dualでは2つ目の×16までは×8として動作するものの、3つ目に差すと2つ目と3つ目の双方とも×4として動作するという2つ目の×16の格落ち現象がマニュアルで示されています。こうしたことから他の第6世代あたりでも、さすがにGen2はないでしょうが×4に格落ちさせられるというパターンの可能性は大いにあり得ると思います。(この部分5月9日修正と追記)

私のナイスハッシュではイーサリアムだけしか掘らないように設定していますので、今のままよりは少しは良いハッシュにはなろうかと思いますので、KOWPONを除いてエラーの出ていないアルゴリズムのGrinCuckatoo31とCuckoocycleなる物を選んで掘ってもらうことにしました。これにした理由は、MH/sではなくG/sとなっていたから大きいのではないかと考えたのです。よく解っていません('◇')ゞ。だから設定もイーサリアムに合わしたままで弄っていません。ちょっと後で、3枚目だから制限解除できないのか、一番下の×16としては3段目(スロットとしては7段目)でCPUから遠いから制限解除にならないのか試してみたい(正常に解除ができている×16の2段目5スロット目を抜く方法)と思いまして、設定はそのまま残しています。このままイーサリアム掘ってもGTX1070程度は掘れるんですけどね。。。

MSI VENTUS 2X RTX3060 まな板の上での2枚差し 制限解除の手順

本日はもう一点話題がありますので、上記の3枚差し運用についての残りの疑問点は宿題とさせていただきました。

メーカーによって差があるのかギガバイトでは試していないのですが、以下の症状がMSI VENTUS 2X RTX3060では発生しました。

ダミープラグを2のグラボに差したままシャットダウンして再起動をするとすぐにハッシュレートが半分に低下して2枚とも25MH/s付近で固定されてしまいました。(シャットダウンさしたのには後に述べる理由があります)

不安になりましたので、今度は1枚目に本物ディスプレイを接続、2枚目にダミーを接続で再起動をかけてみました。

結果は・・・又、すぐに2枚とも25MH/sあたりまで叩き落とされました。

再チャレンジ!今度は1枚目に本物ディスプレイだけを接続して2枚目はダミーを差さない状態で立ち上げました。すると1枚目は47MH/s付近を維持し2枚目だけが25MH/s近辺まで落ちました。ここでダミープラグを差すとアラ不思議、47MH/s近辺まで回復しました。一度この設定でうまくいくと今度は再起動をしても大丈夫になりました。

もちろんこの後からは、両方にダミープラグを差して再起動をしても共に47MH/s近辺を維持してくれました。49MH/sもだせますが、私の念頭にあることは安定とグラボの長寿命の2つが優先課題としてありますので、47MH/s程度にしています。

 

シャットダウンさした理由

今回のMSI VENTUS 2X RTX3060の2枚は入れるケースは準備していますが、温度に不安がありますので、まだまな板上でのテスト段階なんですよね。なので温まった空気は上に行くので1枚目のグラボが2枚目より温度が高いのが当然という状態は素直には当てはまらないわけなんです。勿論グラボのマザーボード上での配置上、2枚目のグラボの上部から発する熱を1枚目のグラボが吸い込んでしまうことには違いがないのですが、現在でもほぼリグと同じかそれ以上のファンの排熱配置でテストをしています。横に置いているファンは送風で上にのせているファンは排熱吸気です。なのに1枚目のグラボの方が2枚目よりも8度も温度が高いことが解せなくてハズレ個体を引いたかどうかの確認をしたかったので、グラボの位置を入れ替えるために一度シャットダウンさせたわけなんです。

msi3060まな板2枚

結果はハズレ個体ではなくて、入れ替えてもどちらも同じ結果という事が判明して〇ソグラボという気持ちが強くなったのですが、この私の行為から判明したことはまったく同じグラボでもスロットに差すときはダミープラグは順番に差さないと制限解除が働かないということがわかりました。まあ、ギガバイトの方の仮説で2枚までしか解除できない説がありますので、一度ディスプレイで立ち上げて2枚目にダミーを差し、ハッシュレートが上がってきたことを確認してから1枚目のディスプレイを抜いてダミーに差し替えるという手順で完結するとは思います。

現時点で、rtx30606枚運用中です。以前落札した出品者から売れにくいのかセールスがきています(笑)。。迷うなぁ。。。

又、次回ギガバイトで検証後に記事にする2枚目までしか制限解除できないが一番下の×16でも制限解除は有効ということになれば、このMSIを差しているマザボでの〇ソグラボの熱問題も解決手段(7段目に×16のあるマザボを使用するもしくは×16延長ライザーケーブルを使って離して電源の上等に置く)はありそうです。

 

特設版:2021/08/07 RTX3060 LHR の見分け方はこちら