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割と時間の自由になる仕事についている暇オヤジが趣味でいじくりまわしている、古物(絵葉書など)やパソコンについて備忘録さながらに新たな発見を残していくプログです。

 

2021/12/21 CPUソケット交換 1回目失敗 必要道具 改善箇所洗い出し

マイニングを辞めたおかげで同時に電力をたくさん必要とする作業が自宅で可能になりました。私の自宅マンションは4kwが限界らしいので、マイニングと同時ではどうしても行えなかった事にチャレンジできることになったわけです。

自作パソコンやマイニング用のマザーボード確保のためにCPUソケットの交換をやりたいと以前からちょこちょこ準備を進めていたので、揃っていなかった焼肉プレートや非接触温度計等を購入して、1回目の挑戦に取り掛かった。

CPUソケット交換に必要な準備品一覧

YouTubeでソケット交換している人の動画を参考にしました。わからない所はコメント欄から質問をして、答えてもらったことを参考に出来るだけ近づける感じにしてやりました。

道具に関してはアドバイスなどは無しで動画を見て必要と思えるものを集めました。

ハンダゴテセット

ホットプレート

非接触温度計

電子スコープ(必須ではないと思う)

ヒートガン

アルミテープ

カプトンテープ(必須ではないと思う)

ソケット6個

CpuSocketChange

新品ソケットとフラックス アルミテープとカプトンテープ

非接触温度計と電子スコープ ヒートガン

マザーボード養生

今回は上記の中でカプトンテープだけは使いませんでした。電子スコープは、ピン修理には使えますが、今回のようなソケット交換には実際には不要な物です。写真撮影には少し役にたちました。

CPUソケット交換の最初の一歩

プレヒート

ホットプレートのプレヒートを一番最初に始めました。YouTuberさんに質問してプレヒートは220℃で行っているという返事がもらえましたので、一定温度とは行きませんでしたが、それよりも少し高い温度で収まるように20年前のホットプレートを微調整しながら進めました。ちなみにホットプレートは2880円(送料込み)でヤフオクで購入しました。物だけなら1500円以下になります。めちゃくちゃ古くて変な臭いも少しするのですが、珍しく大粒のタコヤキが作れるタイプなので作業以外ではタコヤキとお好み焼きには使うかもしれませんね。余談でした。

マザーボードはホットプレートに直置きしているわけではありません。ここはYouTube見ていてもハッキリと分からなかったので、マザーボードをケースに取り付ける際に使う六角のネジ受けを足変わりにして設置する時と同じようにマザーボード表面をネジで留めました。プレート表面から1cmほど浮いている感じになっています。

足を付けてホットプレートでプレヒートして作業をするというのはYouTuberさんが動画の中で言ってたように大事でした。マザーボードに歪みは発生しませんでしたし、ヒートガン作業の後もすぐにソケットの取り外しが出来ました。

ヒートシンクやBIOSチップ等マザーボード上にある物で取り外せる物は取り外した方が良いのか悩みましたが、ヒートシンクの方はそのままの方がアルミテープと接しないようにすればコンデンサを守るのに有効だろうと思いそのままにしました。BIOSチップはめんどくさくなりそのままやりました。全てのマザーボードが取り外しできるBIOSチップを採用しているわけでも無いんだし・・・と自分に言い訳をしながら。。

フラックス散布

フラックス散布は簡単そうに見えていましたが、私にとっては現時点では雲をつかむような作業でした。参考にしたYouTuberさんの動画では、細い穴からフラックスを押し出せるようなものでしたが、私の準備したのはハケでしか塗れない物でした。フラックス付属のハケは面積が狭過ぎて上手く塗れなかったので、清掃用にもっていたハケで塗っていきましたが、どのくらいハケに吸い取られてどのくらいソケットの中に落とし込めているのかが判別できず手探りのまま散布を終えました。取り外した後にハンダ除去の際に散布する必要がある(必要はないかもしれない)場合はハケが良いと思うのですが、針の上から流し込む場合はスポイドで散布する方が私的には量がわかりやすいだろうと感じましたので、スポイト付きの割と量の多いフラックスを次回のチャレンジの為に新たに注文しました。

ヒートガン使用

ここは今後の大きな課題になった過程で、原因は推測しかできないですが、ソケット周囲がやや溶けてしまいました。ヒートガンに取り付けるアタッチメントではソケット全体にかぶさるタイプは無かったのですが、逆にプラスチックが溶ける可能性もあったので、付属していた細い口のアタッチメントで針の部分だけを加熱しようと目論んでいたのですが、やはり初心者ゆえかそんなに上手くはいかないようです。ソケットの取り外し自体は意外とあっさり出来たので、そこから逆に勘案すると加熱は十分だった(十分すぎた)、アタッチメントを近づけ過ぎた?と、いうことになるのかなと思っています。風なので横にも流れるでしょうからもう少し遠目の上から時間をかけて加熱していく(ここは私的に次回忘れたくない部分の注意点なので赤字にしてみました。これが正解かどうかはわかりません)というイメージで次回はやってみようと思っています。といってもその場合ですと、細口アタッチメントでは均一な加熱が出来ないと思いますので大き目のソケットサイズのアタッチメントの自作が必要かなと思っています。市販のヒートガンアタッチメント別売りタイプでは四角でソケットサイズの物は無いみたいです。

センターにアルミを乗せて熱から保護するつもりで始めましたが途中で風で動くのですぐに取り外して作業を行いました。ハンダ除去作業の際にもセンター部には触らず行えましたので、運よくチップを動かさずに済みました。これが動くことが怖い事がセンター部を保護してた理由なんですが、フラックスがなるだけ掛からないように散布すれば次回も上手く動かないでいてくれるかなと思っています。

溶けたcpuソケット ヒートガンアタッチメント

ハンダ除去

この作業でも大きな課題が残りました。これは私がハンダ素人だということに起因するのですが、除去の際にマザーボードの表面をハンダ吸取紙を突き破ったコテが何度も擦ったようです。私は少し老眼も入っていますので、ハンダが取れていないと錯覚して何度もゴシゴシやっていました。スコープで拡大したら以下の様な現状でした。

ハンダ除去作業

ハンダ吸取紙はコテを購入した時にセットで付いてきた2.0というサイズの物を使っていたのですが、吸い取り量が少なくて何度も手間になるので3.5というサイズの物を注文しました。これを半分に折ってコテを当てるとコテ先端でも突き破らず作業しやすいのではないかと夢想しています。

失敗:ハンダ除去の際には、フラックスは不用なのではないかと思うのですが、作業の際にはどちらか覚えていませんでしたので、わざわざ塗ってしまいました。

失敗:ハンダを除去したあとにフラックス除去をしないで新しいソケットを乗せて加熱してしまいました。そのせいか完成品は茶色く汚くなっています。フラックス除去は必要無いというような解説もありますし、やっている動画もありますので何が正しいかわかりませんが、パーツクリーナーで代用できるようですので、一度汚れたフラックスは次回からは除去してみようと思います。

ためしに新しいソケットを乗せてフラックス散布をして加熱してみました。

結果は1度目で上手くいくとは思っていなかったのですが、ファンは継続して周り続けるが、postしないという状態でした。再起動回数が増えてきたので修正しようとピンを弄りまくって壊す前まではマイニングで常時稼働させてた奴です。

取り付け後の動画を乗せておきます。一見すると映像は出ないものの「00」表示でファンは回り続けるのですが、どうも上手くcpuがついていないようです。ソケットの置き方が微妙に違うのか、ソケットの縁が熱で曲がってきつくなっているのが原因なのかわかりません。

POSTしないマザーボードを用いた役に立たない動画

CPU交換の動画は、YouTubeなどでは成功動画だけが結構端折ってUPされているのですが、皆さん絶対に何度か失敗されてると思います。私の場合はあと1~2回は失敗すると思います。2回までは在庫マザボの状態から許容範囲です。合計で4回目には成功させないと一番使えるピン曲がりだけのマザボがアウトとなってしまいます。改良を重ねてやりキリます(`・ω・´)キリッ。

今回のマザボードは割と使える物でしたので最初に試したのは計画ミスでしたが、次は完全にダメなマザーボードで取り外しと清掃までを2枚分チャレンジしたいと思います。

取り外しの際にソケットの縁を溶かさないように出来れば、取り付けも同じだと思うので1枚だけ残っている割とまだ使えるマザーボードにチャレンジ予定です。