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割と時間の自由になる仕事についている暇オヤジが趣味でいじくりまわしている、古物(絵葉書など)やパソコンについて備忘録さながらに新たな発見を残していくプログです。
2021/02/18 HP Pavilion Desktop PC p7-1040jp/CT(PEGATRON製) 1 BIOS更新 LGA1155
EliteDisk800G1以来のヒューレットパッカードの製品になります。しかしここで扱うのはマザーボードだけですので、製品というのは実質は台湾のPEGATRON社のマザーボードになりますが、他のメーカーも中国などでOEM生産していますので、PEGATRONの社名は関係なく単に製造委託先が判明しているというだけでHP製と言う大まかな区分で正解と思います。なんでこのマザーボードにわざわざペガトロンという委託先の記録が残されているのかというとp7-1040jp/CTには「東京生産モデル」というのが別にあるので、それと区別しているのだと思います。私的には壊れなければどっちでもいいんですけどね。
チップとソケット対応世代
チップはH67を使用しています。ソケットはLGA1155です。このチップはBIOSバージョンUPをすればIvyBridgeにも対応させることができるのですが、IvyBridgeの発表以降に更新されたBIOSはありません。よって、BIOS更新をしても発売当初と同じSandyBridgeだけの対応CPUになります。パソコンメーカーとしては次の世代の製品を販売したいはずなので、しごく当然なんでしょうね。
(BIOSは発売後1度だけWin7での更新 v7.15がありました。)
以下に時系列で流れを示す
2011/1/8 IntelがSandyBridgeを発売(i7-2600kまでは含まれる)
↓
2011/9/23 HP Pavilion Desktop PC p7-1040jpを発売
↓
2011/10/24 Intelがi7-2700kを発売
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2011/12/21 HP のホームページ上にWin7の64bit用にだけ更新BIOSが残っていた。
↓
2012/4/24 IntelがIvyBridgeを発表
このパソコン自体がCPUを選んで購入できたようですが、i7に関してはi7-2600が選択肢とされていたようですが、SandyBridge発売当初から含まれているi7-2600kは使える可能性は高そうです。使えても動作クロックに変更は無いしグラフィックに差が有るだけで大した優位性はないんですけどね。。。
起動までの試行錯誤(当たり前ですがSandyBridgeだったという話)
このマザーボードを入手してテストを開始する際にLGA1155ということしか判っていなかったので、i3-3240をセットして起動させようと試みました。何も手掛かりが無いので手探りです。CPUファンが回り続ける状態で止まることは事は無かったのですが、ディスプレイは真っ黒で何も表示されず信号が送られていない状態でした。出力端子はHDMIとDVIがあるのですが、最初はHDMIに繋げていました。これだけではCPUに問題があるのか出力端子が悪いのか分からないのでDVIの方に繋ぎ変えてやってみましたが、やはり映像は出ません。しかしファンは回っているし他のマザーボードでも使えた正常作動のCPUでしたので、マザーボード自体の故障を疑いましたが、マザーボードも正常動作品ということで購入しましたので、念の為にもうひとつだけある第三世代のCPUであるCeleron G1610に付け替えてテストをしましたが同じ結果でした。
ん~?もしかしてこれは第二世代からBIOS更新をしてなくて第三世代が使えない状態のマザーボードなのだろうか??最初はSandyBridgeで起動してBIOS更新を終わらせてからのIvyBridge使用というパターンも考えられるな・・・とようやくここで思い付きました。正直なところマザーボードが壊れているとなるとややこしいことになるので考えたくなかったので、そういう風にもっていったのですけどね。。。それがビンゴでした。
最初は、SandyBridgeで試して見るしか手段がなくなったのでやって見たところ、Boot選択画面を経てBIOS画面が表示されました。(やった!)
BIOSアップデートの探索(LGA1155のCPU全てを使う為に)と実行
ようやく起動できたのでHDDにWin10をインストールしてこのマザーボードからインターネットが出来るようにした。LGA1155のマザーボードならSandyとIvyの両方が使えて当然というように思い込んでいたところがあったのでHPのホームページで更新情報の探索に取り掛かった。
まず、「HP Web Product Detection」というWebソフトで検索してみたが、BIOSの更新に関するものは出てこなかった。次にダウンロードして使うタイプの「HP Support Assistant」で検索をしてみたが、同じく何も出てこない。CPUの世代交代も行われているので1度くらいはBIOSの更新はあるはずだと考えホームページから手動で探して見ることにしたら、ようやくそれらしき表示が1つ出てきました。Win7でのBIOS更新用として表示されていましたが、これ以外には他に見当たらないしi7-2700kの発売後の日付での更新でしたのでやる意味はあると思ったのでしてみる事にしました。(しかしIvyBridgeの発表に合わせたらしきBIOSは見つかりませんでしたので使えないままの状態が確定のようです。。)更新後に実際にIvyBridgeを二つ試してみましたが、ファンは回るけれども映像は表示せずの状態で更新前と同じでした。
一応ユーザーマニュアルは存在するけれど、マザーボードについてはほとんど情報が無かった。
実はBIOS更新と同時にWindowsの更新もやったせいか再起動の際に「無効なシステムディスクディスクを交換してから、任意のキーを押します」という表示が出た。この画面を消すためにはリカバリーを入れるか、光学ドライブに入っているDVDを除くか、起動順序を変更するかなどの対応でこの表示は消えるらしいということが検索して判明したので、起動の順序をHDDを最優先にして光学ドライブに入っているOSのDVDを取り出した。
再度電源を入れるもhpの画面にはなったが、どのキーを押しても反応しなくなった。強制終了さして立ち上げ直しをしようとしてもhpの画面若しくは黒画面にhpと同じ「起動メニュー表示の為にはESCキーを押してください」と表示される画面になるだけで、キーが反応しなくなった。Win7のbios更新をやったせいなのかWindowsの更新もまとめてやったせいなのか分からないのだが、何も出来なくなったのでc_mosクリアをやってみたところ、立ち上がりWindows画面にまで入ることができた。c_mosクリアをやってもBIOSの更新はそのまま維持されていた。v7.14→v7.15の表示はそのまま。これは勉強になりました。c_mosクリアは設定を元には戻してくれるが更新には影響がないということらしい。考えてみると他のマザーボードも確かにそうだった事を再認識した。
BIOS更新後の対応CPUを試したくなったので、2600kと2700kを両方購入予定です。本来は2600kは更新前に試してみたかったのだが、寝ている間に私の入札額より上で横取りされてしまったので時間がかかるので更新作業を先に行った。。
上記の画面は初めてお目にかかりました。メーカー製マザーボードを弄っている私には無縁の事と思っていましたので、予想もしていなかった表示です。メーカー製マザーボードならWindowsのプロダクトキーはBIOSに組み込まれていると思っていたのですが、認識されていません。このパソコンは注文時にHome~Ultimaまで選べたそうなのでHomeEditionが入っていたのかもしれません(現在はProを入れています)。全ての検証が終わってからバージョンの違うOSを入れて確認できればやってみたいと思います。
次回はメモリやSATAソケット等を調べてKシリーズのCPUの対応の有無とともに掲載したいと思います。