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割と時間の自由になる仕事についている暇オヤジが趣味でいじくりまわしている、古物(絵葉書など)やパソコンについて備忘録さながらに新たな発見を残していくプログです。

 

2021/01/19 (IH81M)NEC Mate ML PC-MK28ELZD1FSN メーカーマザーボード USB2.0の仕様

今回は以前レポートにしたLenovoThinkCentre M73とほぼ同じマザーボードです。違いといえば基盤面ではSATA電源取り出しの4口ソケットが2つもメモリソケットの右横にあることくらいです。Lenovoでは1つだけでしたが、今回のは2つあります。マザーボードメーカーの綺麗な製品に慣れた人には無用の長物に見えるかもしれませんが、これは4口→SATAの変換コードがあれば重宝します。裏配線が綺麗にできるケースでプラグインの電源ユニットを使っている人なら不要でしょうが、古いケースやプラグイン式でないユニットの場合はケースの配線を減らせます。今回はこのケーブルが付いていなかったので残念ですが、中古マザーボードを触るなら2~3個持って置くほうがいいかなとも思っています。SATAが1つのタイプや2つのタイプの物がありますが、海外でしたら送料込みで2~300円前後であります。

内部電源変換コネクタ 元の製品画像

このマザーボードの取り付けられていた製品は元は、Celeron Dual-Core G1840 が付いていて2015年10月の発売だったようです。

Lenovo Ver1.0と記載されているので、立ち上げるまでは、これはレノボなのでは?・・・という思いもあったのですが、合弁会社「Lenovo NEC Holdings B. V.」でつくられた安価なものはLenovoって記載されているようですね。そういう理解でいいのかな?

全体写真

このマザーボードの特徴

①電源が14口なので24口からの変換アダプターが必要なこと

②usb2のピンが2ピン多いので右寄せでソケットを差すこと

フロントパネルコネクタが12ピンなので差すにはピンアサインを理解しないといけないこと

フロントオーディオパネルコネクタが特異なピンアサインなこと

⑤メモリは16GBしか使えない

⑥本来はCPUの背面ブラケットがついている

⑦I/Oパネルも取り外しできるので本来は付いている

⑧Core i7-4790k が使用できる

⑨USB3.1のオンボードピンが無い

⑩拡張性はそこそこはあるので、USB3.1などが増設できるし、グラフィックカードも取付可能

FANコネクタピンは全て4ピンで4つ(CPU用に1つ、ケース背面用に1つ、ケースフロント用に2つ)も有ります。これはマザーボードメーカーの製品よりも優秀です。

があります。③と④は以前にやったLenovoThinkCentre M73 で解説しましたので、同じ記事になってしまうので、リンクを貼って置きますのでご確認ください。

メーカ製マザーボードでの予備機制作(レノボ編)3

拡張性の面で1点気になる点がありまして、Pcle x16とメモリの留めの距離が少し短いように感じますので、グラフィックボードの基盤面にカバーがついているタイプのグラフィックボードだとカバーの厚みがある物だと干渉の恐れがあるのかなとも思えます。

x16とメモリの距離

2つ目のUSB2.0の9ピンの認識(メーカーマザーボード共通?)

もう1点、これは何枚もマザーボードをチェックしていかないと確定とは言い切れないのですが、大体のメーカーマザーボードにはUSB2.0の9ピンは2つ付いています。2つ+4ピ1つンで3ヵ所設置されているボードもあります。

今までいくつものマザーボードを弄ってきましたが、最初の方はUSBが使えるかどうかしか確認していませんでした。9ピン全てが生きていれば2つのUSB2.0が使えて当たり前なのですが、9ピンにケース(USB2.0が2つ付いている)のUSBコードを接続してもどちらか一方しか認識しないように見えてしまう9ピンがありました。このマザーボードもそうでした。9ピンが2つある内の左側の9ピンはケーブルを差しても1つのUSBしか認識しませんでしたが、先日終わらせた「acer Veriton X4620G」もそうでした。思うところがあって「acer Veriton X4630G」も確認してみましたが、やはり左側の9ピンは2口のUSB2.0のケースケーブルを差しても1口のUSBポートでしか認識しませんでした。HP EliteDesk800G1もそうでした。全部で4枚のマザーボードで確認しましたが、どれも画面右下の「隠れたインジケーター」の所ではUSBディスクを差しても「ピコーン♪」とは反応しない物が1口はありました。今まで見落としていたのですが、この場合は黄色いエクスプローラーフォルダを開いてPCタブを開くとどちらのUSB口(ケース側の)にUSBディスクを差した場合でもエクスプローラーフォルダには表示されていました。これは私の使っているUSBケーブルが故障しているわけではありませんでした。右側に差すと2つとも隠れたインジケーターの所で表示してくれるからです。

ケーブルが故障していないのに4枚のメーカーマザーボードで左側の9ピンの場合は1口しか表示してくれない、しかしエクスプローラー側では表示されている。と、いうことはこの現象は故障ではなく仕様と言い切っても間違いではないと思えます。まだ、4枚のマザーボードでの確認しかしていませんので、断言はできませんが、4枚も確認したら充分と言えなくもないと思います。もしかしたら右側の別の9ピンを仕様している時は左側の表示が甘くなるとか、そういうのかもしれませんね・・・

2つめのusb9ピンケースから外したケーブル

 

4枚のマザーボードで同じ状態ですから、左側の9ピンがケーブルを繋いだ際に1つのUSB口しか表示していなかったとしても故障ではなく仕様である可能性が出てきました。他のマザーボードでもおいおいチェックしていきたいと思うのですが、同じマザーボードは2枚も所有していないので、どなたか同じ型のマザーボードでのチェック結果を教えてもらえたら嬉しいと思います。一人では確定までは厳しいかなと考えているところです。

ちなみに「GIGABYTE GA-Z87P-D3」ではどちらの9ピンでも画面右下の隠れたインジケーターの所に表示されるようです。

Core i7-4790k(Devil's Canyon)は使用できます。

この機種は2015年10月の発売のようです。BIOSは2015年8月の物でしたので、更新するまでもなく i7-4790k(2014年6月発売)が使用できました。

システム詳細画面

今回のチェックで気が付いた点は以上です。DisplayPort とVGAがあり使い勝手の良さそうなマザーボードでした。故障個所も見当たらず気分晴々です。何か他に出てきたら又追記させて頂きます。