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割と時間の自由になる仕事についている暇オヤジが趣味でいじくりまわしている、古物(絵葉書など)やパソコンについて備忘録さながらに新たな発見を残していくプログです。
2020/11/08 オール中華 DualCpu PC への希望 8 完結 (輸入マザーボードと通常メモリ)
中華マザーボードで NonECC Unbufferedの通常メモリは使えるか?
今回がひとまずDualCpu PCシリーズの区切りになります。最後に試してみたかったサーバー用マザーボードで通常デスクトップ用のメモリは動作するのかどうかを試してみました。結論から書くとサーバー用マザーボードでは通常メモリが作動する機種もあるが、中華マザーでは動作しない、という結論になりました。ただ後述するのですが、第二スロットに差した場合はどうなるのか?という疑問が宿題として残りました。
梱包状況
まずは到着したマザーボードの荷姿から順に見ていただきましょう。こちらの荷物は中国からの直送便にしては厳重に梱包された物でした。ここらへんはマザーボードだからというわけではなく会社によるという一言に尽きるようですね。旧式のマザーボードを国内のショップに注文した際に関空から直送されたことが何度かあったのですが、箱を黒いビニールで包んだだけのものが多かったです。
感想
プチプチを巻いて若干の丸みを帯びた梱包の仕上がりだと、上に物を載せれないということもあってか箱もつぶれていません。関空から直接配達で届いたものは国内の運送のせいか海外での輸送の段階でなのか不明ですけど、箱の丁番に該当する部分側が窪んでくることが多かったのですが、これは◎。もちろん中身はプチプチで包まれていました。出品などもしている自分としては見習うとべき処もあります。まあ、自分が送るなら箱を2重にしますけどね。
やっぱり箱の中に中蓋がありました。これがあるのとないのとでは強度が全然違ってきます。
マザーボードの写真は細部が見られるように少し大き目の物を載せておきます。
マザーボード概略
私の購入したマザーボードはいわゆるノーブランド品です。「迅越電脳=ALZENIT」の物と一番似ているのですが、プラスチックの部分とチップのシンクの部分が黒と柿色の縞模様になっていない部分だけが異なるようです。でもおそらく「迅越電脳」と同じ品です。同じ外観の商品を出している他のショップの写真を色々見てみると、最初は私の写真の物と同じものを紹介していたのに、下の方に行くと途中で画像が変わってきて「迅越電脳=ALZENIT」の物が掲載されてたりしている処を発見しましたので。。。生産を請け負っていた工場がメーカーから離れて販路に流しているというような形なんでしょうか。新しい物ですが、USB-CタイプやM.2等は装備されていません。出力端子もありませんので、グラッフィクボードは必須です。
各部位の寸法
CPUの中心から横のCPUの中心までの寸法はキッチリ10cmです。クーラーを選ぶ際にはヒートシンクのファンを含めたサイズとの兼ね合いでここが一番の問題になってきます(ファンを減らせば解決するんですけどね)。もうひとつ問題になるのがメモリとクーラー設置部の干渉です。ヒートシンク自体はメモリと干渉することはないと思います。LGA2011用のアダプタのネジ穴は縦横ともに8cmです(更にその周りが5ミリ、穴の中心からだと8~9ミリ程度出っ張って作られています)。スリム型で縦長に見れるものもありますが、4方の穴のピッチは変わりません。マザーボード上のソケット自体がそうなっていますので変わりようがないですよね。アダプタが丸みを帯びた円形に見えるのは、ネジ穴の周囲のプラスチックから更にフックを掛ける場所も含めて全体が5ミリ弱出っ張っているからです。縦長に見えるアダプタの場合は横の部分にこの出っ張りがありません(約9.6~9.8×約9cmということです)。単に両横のアダプタ同士の隙間が1cm程度できて、くっ付いて取付し難いことが緩和されるだけです。CPU中心からメモリスロットまでが5cmです。
右側の横幅が狭いタイプは付属品ではありません。SNOWMANの付属品でしたので、マザーボードの物と比較で載せています。
クーラーの取付時に考慮しないといけない事
差し引きすると9.6~9.8cmの半分の4.3~4.4cmを5cmから引き算した6~7ミリの間でクーラの取付金具の爪を納めないといけないということになります。中国製マザーボードを使用して組み立てようとする人は、CPUクーラーが最大の難関となります(悩みました)。かといって心配はありません。CPUクーラーの記事は2つ書いていますが、3種類とも取付できましたし、アダプタ留めタイプが難しく思えるなら前もってネジ留めタイプを準備すれば大丈夫です。
縦横逆にして撮影しています。爪をひっかける出っ張りのある方が上(メモリと爪の干渉しそうになる個所)に向いています。
中国製Dualマザーボードにデスクトップメモリを試す
今回は両方のCPUに通常のデスクトップメモリを差して試してみましたが、クーラーをつけている状態ですのでCPUから2つとも遠い方のスロットに差して試しました。通常は遠い方が1番スロットだと思うので先に読み取る方でテストしたことになりました。
結果は・・・
左側の1つ目のCPUの1番スロットに差した場合(他の3か所にはECCメモリを差しています)・・・起動しませんでした。
ここで考えました。左側のCPUが1番らしいのはCoreTempやCPU-Zで確認できているので、きっと右側のCPUの処に差したら起動はするはずだ。。。
右側の2つ目の1番スロットに差した場合(他の3か所にはECCメモリを差しています)・・・やはり起動しませんでした。
まとめ
Dualチャンネルなのですが、1本差しでも稼働するはずです。しかし1本にNonECCを差すとそのcpuそのものが稼働しませんでした。それどころか関係ない方のCPUも動きません。電源は入るけど、モニターに送信されない状態でした。残った疑問は内側にある2番スロットに差した場合はメモリがシングルチャンネルとして稼働するのかどうかってことなんですよね。それはメモリが使えるかどうかの問題ではなく、片方のCPUがシングルチャンネルメモリでも稼働するかどうかの話になってくるんだけど。はっきりさせたかったので悔やまれます。
余っているNonECCメモリを利用してもう一台Dulaが作れるかもしれないという期待は消えました。これは、このマザーボード限定での話です。使えるという書き込みも見たことがありますので、使えるマザーボードはあるのでしょう。。これが実物の輸入した中身はサムスンでヒートシンクのシールはlanshuoの16gメモリです。テストで取り外した際のものです。
オーバークロックについて(OC)
マザーボードのBIOSはAmerican Megatrendでした。Freqquencyやvoltageを変更できる項目は無く、手動によるオーバークロックは不可能です。